冨樫義博さんの人気マンガ「HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)」の初の劇場版アニメの正式タイトルが「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」に決まり、13年1月12日から全国東宝系で公開されることが分かった。関係者によると「ドラマチックなアクション巨編」になるといい、現在放送中のテレビ版にも登場する「幻影旅団」も活躍するとみられる。 「ハンター×ハンター」は、コミックス累計6000万部以上を発行している冨樫さんの人気マンガ。父と同じプロハンターになるため故郷を旅立った少年、ゴン・フリークスが、暗殺一家に育った同年代のキルア、少数民族クルタ族の生き残りで冷静沈着なクラピカ、明るく単純な性格で医師を目指すレオリオといった仲間たちと出会い、さまざまな冒険を繰り広げる。日本テレビ系でテレビアニメが放送されており、15日から原作でも人気のエピソード「幻影旅団編」がスタートしている。 劇場版のストーリーは完全オリジナルだが、冨樫さんも「自分で書きたいくらい」とコメントするほどの出来栄えという。サブタイトル「緋色の幻影」にある「緋色」は激高すると瞳が緋色になるクルタ族のクラピカを、「幻影」は、クルタ族を滅ぼした「幻影旅団」をそれぞれ思わせるキーワードにあたり、ストーリーも話題を集めそうだ。なお、23日発売の「週刊少年ジャンプ」34号(集英社)でも詳細が明かされる。(毎日新聞デジタル)
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