■作品概要
【ストーリー】
時は近未来。
アニメ作品『機動戦士ガンダム』のプラスチックモデル――通称『ガンプラ』が、1980年代に一大ブームメントを巻き起こしてから早幾年。
今、第2次ガンプラブームと呼ぶべき、新たな波が世界を席巻していた。
その人気をけん引しているのが、製作したガンプラそのものを操作して戦うという『ガンプラバトル』の存在である。この画期的なバトルシステムの登場により、その人気は拡大、毎年、ガンプラバトル世界大会が開催されるまでに至っている。
本編の主人公、イオリ・セイも、ガンプラを愛し、ガンプラバトル世界大会への出場を夢見る、若きガンプラビルダー(製作者)である。
模型店の一人息子ということもあり、高いガンプラ製作能力を持つ彼だが、バトルの操縦には疎く、大会に出場しても初戦敗退を続けていた。そんな彼が、卓越したガンプラ操縦技術を持つ謎の少年、レイジと出会い、コンビを組んで世界大会に挑む!
ガンプラビルダー、セイ。
ガンプラファイター、レイジ。
セイが作って、レイジが戦う。
彼らが、噂のビルドファイターズ!
目指すは、ガンプラバトル世界大会への出場――その優勝だ!
【バトルシステム】
ガンプラバトルは、バトルシステム上で行われる。
作ったガンプラの製作データが納められている「GPベース」とガンプラを、バトルシステムにセットすると、システムから「プラフスキー粒子」と呼ばれる特殊粒子が散布される。
10年前に発明されたこの粒子は、ガンプラの素材となっているプラスチックに反応する性質を持ち、外部から粒子を流体的に操作することができる。
また、粒子変容効果により、ビーム兵器や爆発などのエフェクトが加えられ、その臨場感はリアルのそれに匹敵する。
プラフスキー粒子の存在が、動かないガンプラに命を吹き込み、究極のガンプラバトルを可能にしているのだ。
▲バトルシステム
【スタッフ】
企画 ……………………… サンライズ
原作 ……………………… 矢立 肇、富野由悠季
監督 ……………………… 長崎健司
シリーズ構成 ……………… 黒田洋介
キャラクターデザイン ……… 大貫健一
キャラクターデザイン協力 … ヤスダスズヒト
メカニックデザイン ………… 大河原邦男、阿久津潤一、石垣純哉、海老川兼武、寺岡賢司
企画協力 …………………… バンダイ ホビー事業部
製作 ………………………… テレビ東京・サンライズ・創通
イオリ・セイ
私立聖鳳学園に通う中等部1年生。模型店「イオリ模型」の一人息子で、幼少の頃からガンプラに親しみ、その製作技術、ガンダムに関する知識力は、大人顔負け。
だが、ガンプラバトルの操縦には疎く、選手権に出場しても初戦敗退を続けている。
レイジ
イオリ・セイが街で出会った謎の少年。強引で、わがままで、喧嘩っ早く、世間の常識もあまりわかっていない。
偶然、ガンプラバトルに参加することになった彼は、初めてであるにも関わらず、卓越した操縦技術を披露する。
ユウキ・タツヤ
私立聖鳳学園の高等部3年生で生徒会長、模型部の部長も兼任する学園のアイドル。優れたガンプラ製作能力、バトルの操縦技術を持ち、前回のガンプラバトル選手権の世界大会にも出場した経験を持つ実力者である。
別名「紅(くれない)の彗星」。
コウサカ・チナ
私立聖鳳学園の中等部1年生でクラス委員、美術部に所属。実家はレストラン「コウサカ」。
ガンプラ製作に打ち込むイオリ・セイの姿を見ているうちに、ガンプラバトルに興味を持つようになる。理知的で控えめな性格。胸も控えめ。 |